Ｅ７２１系１０００番台　４両

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Ｎゲージ　ＥＣ・ＥＣセット

[メーカー名]: ＫＡＴＯ

商品解説

品番１０－２０９２

主な特長

・仙台車両センター所属のP4-6編成を製品化、台車・床下機器は灰色、スカートは青灰色で再現

・0番台と1000番台で異なる帯の色を美しく再現(0番台:緑と白と赤、1000番台:緑と白とピンク)、車体番号や所属表記、号車表記などは印刷済

・番台によって異なるトイレ対面側の客窓のサイズを再現

・ヘッド/テールライト点灯(消灯スイッチ付)。ヘッドライトは各車とも4灯点灯

・パンタグラフは丸パイプのPS109形を新規作成

・台車は低床車両用のDT72/TR256。実車同様に小径車輪(φ5.2mm)を適用、実車の軸間距離2,100mmをリアルに再現。スノープロウ取付済

・先頭車先頭部は連結器カバー付きのダミーカプラー取付済。

・先頭車先頭部の連結用カプラーは701系と併結可能。中間連結面はボディマウント密連カプラー(フックなし)採用

・スカートはクモハE721とクハE720で異なる点検蓋の位置、番台によって異なる点検蓋の有無を再現

・前面表示は「仙台」を取付済、交換用前面表示:「新白河」「(無地)」付属。行先表示シール付属

・DCCフレンドリー

ＩＭＯＮ’ｓスタッフレビュー

田村

横浜店

皆さん気になる車輪の別売

結論から申し上げます。今月のDMを確認した限りありません。
現状、台車をご購入いただき、そこららもぎ取ってくる手段しかありません。
(2025-12-07)

参考になった0人

モン太

桜の名所を駆けるグリーンライン！

E721系1000番台は2016年に登場した交流近郊型電車です。

以前より仙台地区の近郊輸送を担っていた719系の老朽置き換え用(※)として4両編成19本の計76両が
2017年3月までに投入されました。なお全車先頭の2両はJ-TREC横浜製、中間2両は新津製と異なる箇所で製造されています。
0番台と同様の小径車輪を用いた低床構造はそのままに、新たに運転台を持たないサハE721、モハE721形が登場。
従来の0番台を2編成繋げた4連と比較して定員数が増加しており輸送力の改善に役立っています。
また0番台では緑色と赤色の帯色でしたが、1000番台ではアクセントカラーを沿線の名所にちなんだ"さくら色"へと変更。灯火類はHID灯からLED灯へ変更され、車内設備や台車など微細な改良点も盛り込まれており一部編成は軌道モニタリング装置を搭載し、検測車に代わって保線作業の省力化を図っています。
※余談ですが、置き換え対象の719系は全て2両編成だったものの、ワンマン運転に対応しておらず2本以上を繋げた4連や6連での運用がほとんどであったことから4連固定編成で登場したようです。

こうして登場した1000番台は東北本線(黒磯～小牛田)を主戦場に常磐線(岩沼～原ノ町)、仙山・奥羽線(仙台～羽前千歳・山形)などで活躍。2017年10月の黒磯駅構内直流電源化に伴い東北本線の南端は新白河駅に後退しましたが、同僚の0番台は勿論のこと、仙台所属の701系と手を組み6連を組むなど仙台地区では馴染み深い車両と言えるでしょう。
またこの他の路線へは普段入線しませんが、2023年5月にはイベントの開催に伴い仙台空港アクセス線に、2025年5月には0番台車の代走として磐越西線にも顔を出すなど近年では活躍も多岐に渡っているようです。

さて実車の登場からおよそ10年、先行したマイクロエースの製品化から2年。待望のKATOからの製品化です。
0番台同様既に試作品の画像が上がっており、各種コダワリポイントが羅列されるなど気合の入り方はなかなかのものと思います。
1000番台も今回通常品(P4-6)と特別企画品(P4-11)と編成が分かれていますが、0番台と異なり床下の色(通常品は淡灰色、企画品は青灰色)を除けば違いはほとんどありません。検査出場時にいわゆる「郡山グレー」に塗られたか否かの違いで、同社のE657系でも製品化された時期や編成によってこの差が再現されていますが、こちらの製品でも実車の差異をよく表現していると言えるでしょう。(ちなみに今回製品化される1000番台は既にすべての編成が一度郡山で指定保全を受けていますが、企画品のモデルとなったP4-11編成のように車輪、連結器周りのみ郡山グレーで出場する編成もあったとか)
そして同時予定のE721系0番台は勿論のこと、大幅な加工することなく同社701系1000番台との凸凹編成を楽しめるというのも魅力的なポイントだと思います。

東北を駆ける近郊型電車、これを機に是非お手元にいかがでしょう？

(文責:秋葉原店 Y.S)
(2025-12-05)