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719系0番代 菱形パンタグラフ 2両

[メーカー名]
マイクロエース
[メーカー型番]
A7043
[価格]
¥13,200
[ポイント]
10.00%還元(1320ポイント)
※お支払い方法により異なる場合があります。
[商品コード]
310-161-039-425
[在庫]
※予約受付中
(発売日:2024/09)
商品解説

● 2020年5月発売 A7040を基にしたバリエーション商品
● フライホイール付動力ユニット採用
● ヘッドライト・テールライト・前面表示器点灯(ON-OFFスイッチ付)
● 仙台地区に導入された狭軌の719系0番代。パンタグラフは菱形パンタを装備
● 各車の車端部にシルバーシートマークが掲出されていた時代を再現
● 前面形状を見直しよりリアルな姿に。更にクモハの前面に幌部品を追加
● 連結運転を考慮し動力車輪はゴムタイヤ無しに設定

編成図: クハ718-37 + クモハ719-37(M) 

付属品: 行先シール、交換用スカート、連結用カプラー

オプション
室内灯:(G0001 /G0002 /G0003 /G0004
カプラー:マイクロカプラー 密連・灰(F0002)

IMON’sスタッフレビュー
モン太

特急形から機器をリサイクル、仙台近郊の輸送はおまかせ!

719系0番台は1989年に登場した交流近郊形電車です。
当時仙台地区では国鉄時代の急行形電車が多く用いられており、JR化後も近郊形717系への改造による輸送の改善を行っていたものの依然として通勤ラッシュ時の輸送力、また閑散時間帯との輸送力調整が問題となっていました。
これらの問題解決並びに老朽車の置き換えを目的として開発されたのが719系です。

車体は211系をベースとした軽量ステンレスボディが採用され、仙台近郊の通勤ラッシュへ対応するため片側3扉が採用されています。一方で前面の貫通扉と助手席側の窓は213系同様下方向に拡大され、前面の展望に配慮した設計となっています。側面も一部の戸袋窓が廃された他、低いホームに対応するため乗降扉にはステップが設けられています。
車内はセミクロスシートが用いられていますが、ベースとなった211系と異なり枕木方向の座席はドア間で集団見合い型に配置されており独特な内装となっています。
また近郊形でありながら485系(一部は583系由来の部品もあるとか?)の廃車発生品であるDT32・TR69形台車を装備しており、後期の製造ロットからは砂まき装置を備え(前期車も後付けで設置)し、仙山線や磐越西線などの勾配線にも強い設計となっています。

1991年までに2両編成42本が製造され、東北本線 黒磯~小牛田間及び仙山線を中心に運用を開始。2連単位で運用出来るため閑散時の2連からラッシュ時には最大8連で活躍。
数少ない花形運用である快速「仙台シティラビット」ではヘッドマークを掲げるなど多彩な活躍を見せました。
2007年にE721系の増備が開始されるとそれまで急行形の455系が活躍していた磐越西線にも進出。同年の冬以降には雪害対策のため強化スカート、シングルアームパンタグラフ、またホイッスルの増設を行った編成が登場、うち6編成は会津のマスコットキャラクター「あかべぇ」をまとった姿へ改められました。
2012年からはE721系に代わり新たに常磐線の運用にも進出しましたが、特性を活かしていた仙山線より撤退。2015年には1編成が「フルーティアふくしま」へ改造され、磐越西線では一般車との併結運転も開始しました。

しかしながら機器類の老朽化により2016年以降は新鋭車両E721系1000番台への置き換えが開始され、仙台近郊では2018年3月をもって仙台~岩沼を除く東北本線の運用から撤退。
磐越西線でもフルーティアふくしまと共に引き続き運用されていたものの2019年3月には定期運用が終了。同年6月から7月にかけて行われた一部列車の代走を最後に定期列車からは完全撤退しました。
また仙台地区での置き換えと前後して2編成は2017年より秋田へと転属し奥羽本線 院内~追分で運用を開始しましたが、2019年11月にひっそりと運用から離脱。
朝晩の入出庫を兼ねた仙台~原ノ町の運用を除いて復旧工事の進む常磐線浪江~原ノ町が0番台車最後の活躍場所となりました。
2連2本を繋いだ4連で細々と活躍を続けていましたが2020年3月の常磐線全線復旧を見届け訓練用に残された1編成(H-40編成)を除いて静かに仙台の地を去っていきました。

今回は0番台の東北色を久々の製品化! 前面の改良も銘打たれており、これまでとは一味違う印象になることが期待できます。また禁煙車標記やシルバーシートマークが印刷された登場時の姿でのリリースとなり、東北・仙山線といったメインで活躍と言える線区から僅かな期間ではありますが改軌工事が進む奥羽本線(福島~山形)で活躍した姿などもお楽しみいただけるかと思われます。
ただし今回製品は複数編成(先述の通り最大8連)での併結運転をお楽しみいただけるようトラクションタイヤは装備しておりません。晩年は2本をつないだ4連で半固定となっていましたが、単独で勾配線を走らせる際には要注意と言えるでしょう。

仙台の近郊輸送を支えた719系、この機会にいかがでしょう?

(文責:秋葉原店 Y.S)
(2024-12-13)

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