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16番 量産品 EC

小田急ロマンスカー50000形 VSE 基本5両

[メーカー名]
TOMIX
[メーカー型番]
HO9105
[価格]
¥64,152
[ポイント]
5.00%還元(3208ポイント)
※お支払い方法により異なる場合があります。
[商品コード]
326-360-005-259
[在庫]
渋 大 横 秋 池 宿 
商品解説

特徴
●小田急ロマンスカー50000形VSEを再現
●車体色はシルキーホワイトに「バーミリオン・ストリーム」と呼ばれるオレンジの帯を再現
●「odakyu」ブランドマークは付属の転写シートで再現
●車番は選択式で転写シート付属
●車内のシートはオレンジ色で表現
●先頭車展望席部は室内灯組込み済み
●全車室内灯組込み可能
●車側表示灯は赤透明パーツで再現し取付済み
●側面乗客扉の号車番号は印刷済み
●車両の連接部分には通電機構を装備
●ヘッドライトは白色LED、テールライトは赤色LEDによる点灯
●フライホイール付動力搭載
●最小半径R490通過可能(※S字形の線形は除く)

<特記事項>
※引退記念ロゴマークは再現しません

製品内容
【車両】
●50900(1号車)
●50800(2号車)
●50700(3号車)(M)
●50100(9号車)
●50000(10号車)

【付属品】
●ランナーパーツ:ワイパー
●ランナーパーツ:はしご掛け
●シール    :側面表示
●転写シート  :車番・ブランドマークなど

IMON’sスタッフレビュー
モン太

何もかもが「特別」なロマンスカー

箱根観光のテコ入れのため就役した50000形VSEは2005年に営業運転を開始しました。20000形、30000形と展望席がなくボギー車が続いていた小田急ロマンスカーに久しぶりに「ロマンスカーらしい」風を吹き込んだのがこの車輌と言えましょう。

車体と車体の中間に台車を置く連接構造は、元鉄道省技術者で小田急移籍後3000形SE車を開発した山本利三郎氏が早くから着目していた技術でした。当時の小田急はまだ重軌条化されておらず、また元より一部区間でカーブも多い線形で、国鉄の最重要幹線であり80系湘南電車が走り始めた高規格の東海道本線と競合するには大きな不安があったそうです。それを打破するために山本氏が車輌のカーブ通過特性向上と乗り心地改善を企図して連接構造を3000形に採用したのがロマンスカーの連接構造の始まりです。しかし時代は流れ、連接構造にこだわる必要性が乏しくなると敬遠されるようになります。

7000形なきあと最後の連接車となった50000形は2編成しかなく、連接構造に加え高位置空気バネ車体傾斜装置と操舵台車、アルミハニカム構造の車体といった贅を凝らしたとも言える特殊構造が災いし、メンテナンスに難ありと判断され約18年の営業運転で退役しました。近年の鉄道車輌としては異例の短命といわれ誠に残念ではありますが、箱根の観光需要回復に大きく貢献したことは間違いありません。

白い車体に高い天井、外方向きの座席、復活した「走る喫茶室」、吹鳴箇所限定ながらも復活した補助警報音、乗務員の制服までVSE専用…。何もかもが「特別」だった実車は思い出の世界に旅立ってしまい、海老名のロマンスカーミュージアムで保存されても短縮化されてしまうでしょう。しかし模型でならフル編成で手元に置いておけます。尤も全長1850ミリもの場所が必要ですが…。
(2024-03-31)

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