商品解説
●TGV Sud-Est(シュド・エスト)はヨーロッパ初の高速鉄道路線であるフランスのLGV南東線(パリ~リヨン)に投入されたTGVの初代車両です。開業前に在来線で運用されたのち1981年の同線開業に伴って最高速度260km/hで運行を開始しました。その2年後には路線の延伸と共に最高速度270km/hとなりました。当時の日本の新幹線の営業最高時速を上回り、世界最速の列車として注目を集めました。路線・車両ともに様々な更新を経て、最高速度は300km/hまで向上し、長きにわたって活躍を続けました。実車が引退した現在も初代のオレンジ塗色は根強い人気を誇っています。
◆KATO初の欧州形車両として製品化を行った、オレンジ色の「初代TGV」TGV Sud-Est(シュド・エスト)を現行水準にリニューアルして製品化いたします。独特の形状の交流区間用パンタグラフを新たに再現する他、実車同様の2編成併結運転も可能です。他のTGVシリーズと組み合わせての運転はもちろん、コレクションとしてもオススメです。
以下10-2083,10-2084,10-2184共通説明
②中間車の空気バネ台車化後、オレンジ色で前頭部SNCFマークの塗りつぶしが行われる前の1980年代中頃の外観を再現
③前頭部の「SNCF」の文字が描かれた連結器カバー、前面ガラスから屋根にかけての特徴的な前面形状を再現
④複雑な形状を持つ交流用パンタグラフ(後位側)を新規に作成
⑤編成固有の愛称イラストを印刷で美しく再現(84編成…「DIEPPE」、08編成…「ROUEN」)。
⑥フライホイール付GM-5モーター搭載
⑦ヘッドライト/テールライト点灯(電球色LED採用)。併結連結時のヘッド/テールライト消灯対応ダミー基板付属
⑧機関車先頭部の連結器カバーを外し、付属のドローバーを使用して実車同様の20両編成を再現可能⑨DCC対応(6ピンソケット付のものがM1・M2に適応。ただし、M2に搭載するデコーダのCV29値の設定を変更し、ヘッドライト/テールライトの制御を反転させる必要あり)
⑩特別企画品の10両セットのスリーブは特装仕様
IMON’sスタッフレビュー
オレンジのTGVがフルリニューアル!
ベテランユーザーならご存じかとは思いますが、東北・上越新幹線が大宮暫定開業した1982年、フランスで日本の新幹線を上回る「営業運転での最高速度」260km/hで走る高速車両「TGV」を登場させ(営業運転は1982年9月27日)、列車での世界最速の座を日本から奪って行き、当時の鉄道ファンは否応にも注目した車両だと思います。
KATOでも200系新幹線とほぼ同時期に製品化しており外国型には興味無いけど「これだけは買った(買ってもらった)」という方もいたのではないでしょうか。
そのTGV(以下「TGV Sud-Est」)も時代を経て色々と変化・進化していきましたが、流石に老朽化が進んできた為、2028年までに全車引退の予定だそうです。
なお、1996年から始まった内装更新工事で塗り替えられ、オレンジの塗装は一旦全滅となりました。
「TGV Sud-Est」先頭車1両が「オレンジ塗装」に復刻されて「シテ・デュ・トラン(旧フランス鉄道博物館)」で保存されています。
「TGV Sud-Est」はやはり「オレンジ」がカッチョイイのです!
この「TGV Sud-Est」をKATOが「完全リニューアル」としてリリースしてきます。
実車で見られた2編成つなげた「20両編成」も旧製品では先頭車を大改造しないと再現できなかったのですが、このリニューアルでそれも楽しめるようになります。
実車の先頭車は交直流両電源対応となっていますが、日本と違うのは「直流」「交流」それぞれ専用のパンタグラフで集電している事です。
旧製品は同じパンタを2個付けていましたが、今回はここもこだわり「直流」「交流」それぞれのパンタが用意されます。
先頭車の側面ロゴは登場時の仕様の予定です。
ちなみに「TGV Sud-Est」の試作車「TGV001」は「電気式ガスタービン動力」が採用されていましたが、石油価格の高騰により両端に電気機関車、中間に連接式客車を挟んだ「プッシュプル方式」が採用される事になりました。
(2025-09-05)
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