時刻表から消えた北海道の私鉄

トップ

＞フォト・パブリッシング

＞月刊誌以外の書籍類

＞時刻表から消えた北海道の私鉄

＜＜戻る

月刊誌以外の書籍類

[メーカー名]: フォト・パブリッシング

商品解説

ＩＭＯＮ’ｓスタッフレビュー

熊田

新宿店

北の私鉄の思い出帳

かつて、北海道には炭鉱鉄道以外にも郊外電車・簡易軌道などの魅力的な私鉄が存在していました。
その中でも、時刻表に掲載された私鉄に限定してまとめられたのがこの１冊です。

メインページはモノクロですが、冒頭にカラー画像も掲載されており、現役時代を偲ぶ縁となっています。
根室拓殖鉄道の訪問記は、よくぞ足を延ばして下さったと言いたくなるほど貴重なもの！
「ちどり」・「かもめ」・「銀龍」の姿は、一度見たら忘れられない程個性的ですね。

道内唯一の高速電車を走らせていた定山渓鉄道も、足跡を残した蒸機・ディーゼル・電機・気動車・電車が紹介されています。
電車も落ち着いた緑一色、東急資本が入った後のクリーム／赤色の姿が収録されていますが、同じ形式でも塗装の違いでずいぶんとイメージが異なるものですね。

もう一つの電化私鉄である、旭川電気軌道も収録。
平凡なポール電車の走っていた同線ですが、今となってはその派手さの無い姿が新鮮です。
道路脇を貨車、もしくはトレーラーを従えてトコトコと行く姿に、痺れる方も多いことでしょう。

巻末には車両諸元表も掲載され、読み応えたっぷりです。
地方私鉄好きの方に広くおすすめです。
(2022-02-13)

参考になった7人

＜＜戻る