商品解説
21世紀の消えた鉄道車両・列車を時系列で振り返る「21世紀 鉄道総集編シリーズ」。
今回はシリーズ第3弾、東日本エリアの通勤電車がテーマとなります。
巻頭では、21世紀に消えた首都圏を中心とする通勤電車の名シーンをグラフィカルに展開。つづく本編では、2001(平成13)年~2026(令和8)年の25年間に姿を消した各路線の各形式をカタログ形式で一挙にご紹介。
掲載順は時系列に並べられているため、いつ、どの路線で、どんな形式が、姿を消していったのか、その順番を一目瞭然で理解することができます。
なお、本編カタログでは「最終期の編成例」として、イラストによる編成図を掲載しており、資料性も抜群。最終期に撮影された臨場感のある写真と合わせて、当時の記憶が蘇ります。
本書で掲載されているおもな形式は103系・201系・203系・205系・207系・209系・E331系・E501系(上野口)など。消えた東日本の通勤電車は対象の25年間で40例。さらに、103系としては首都圏に配置された数少ない一次改良車として知られたクハ103-188の車歴を紐解く小特集を掲載します。
通勤電車ファン必携の一冊で、まさに永久保存版となっています。
目次
巻頭グラフ 21世紀の東日本を駆けた通勤電車
消えた通勤電車2001~2026
21世紀まで生き長らえた一次改良車クハ103-188
A4変・144ページ
IMON’sスタッフレビュー
頁をめくるたびに懐かしさがこみあげてくる1冊
通学・通勤で毎日のように乗っていたはずなのに、気づいたら忘れてしまっている「ちょっと前の日常」を思い出させてくれる1冊です。
山手線E231系500番台や埼京線・川越線205系、京浜東北線209系といった各路線を代表する車両はもちろんのこと、りんかい線から転籍して八高線・川越線で活躍した209系3100番台や、連接式14両編成という異形の試作通勤電車として話題を呼んだ京葉線E331系などの個性的な車両たちもきっちり取り上げられており、頁をめくるたびに「ああ、こんな車両いたなぁ、乗ったなぁ」と懐かしい気持ちを味わうことができます(特に筆者と同世代の30代前後の皆様には刺さるはず……!)。
車両ごとに「最終期の編成」と題された見やすい編成図イラスト(たとえば、埼京線205系ならば宮ハエ28編成)が掲載されているのもうれしいポイント。加えて、全車ではありませんが、車内の様子(内装)の写真が掲載されている点も魅力です。このあたりの情報は模型工作にも活かせそうですね。
巻末140~145頁所収の年表「21世紀東日本 通勤電車のあゆみ 2001~2026」も21世紀第1四半期の東日本エリアの通勤路線・通勤電車史が簡潔かつ緻密にまとめられていて、これまた読みごたえ十分です。たとえば、2008年10月の欄には209系0番台(ウラ2編成)が訓練車「Mue-Train」に改造された、という記述があるなど、今振り返ると「そうか、このタイミングだったか」と感じさせられる情報が随所に。さまざまな角度から愉しめるムック本ですので、お手元に1冊置いておいてはいかがでしょう?
(2026-10-16)
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本田