ＴＳＥは更なる高みへ＿＿

ＪＲ四国２７００系は、１９８９年登場の２０００系を置き換える目的で２０１９年に登場したＪＲ最新鋭の振り子式気動車です。
土讃線特急「南風」「しまんと」を筆頭に、「あしずり」の一部運用や高徳線特急「うずしお」の運用を受け継ぎ今日も四国を駆けまわっています。

特別企画品セットは一番オーソドックスとも言える「南風＋しまんと」が再現できる５両セットとなります。

動力車は３両目となり、前寄り３両だけの「南風」単独運転も可能で嬉しいですね。

特企品のみの特徴として、車番が印刷済みなのとＴＮカプラーが全て２７００系専用品(厳密にいえば８０００系以降の四国特急全般に使えるけど...)を装着しているという点が大きいです。

８月発売の基本・増結セットには専用ＴＮカプラーは先頭分しか入っておらず、妻板部は市販のＴＮカプラーを買ってねという事でしょう。
個人的には予備部品が無いのはちょっとアレなので、特企品の妻板部は市販品に置き換えて予備を捻出した方がいいかもなんて考えています。５個は捻出できますよ。

本製品は作りや塗装が非常に良く、美しい実車を良くとらえていると思います。
しかしながら、やはり振り子しない振り子車というのはどうなのでしょうか...というのが一番大きいデメリットです。

岡山～宇多津間なら振り子しないので一応再現できているのですが...。
Ｋ社から発売されるか否かで今後の展開が大きく変わるかもしれません。

一緒に楽しめる車両としては１０００型・２０００系・８０００系・キハ１８５系…等、多岐にわたります。

また、岡山駅を１０～２０時台の０５分に同時発車する伯備線特急３８１系「ゆったりやくも」との共演も楽しいです。
Ｋ社のゆったり色・緑やくもリバイバル色やおまけにキハ１８７系等と並べて岡山発着振り子車両並びを！
(2023-07-25)

 追記 

タイトルにはちゃんと意味があります。
２７００系の枕カバーに刻まれた「ＴＲＡＮＳ　ＳＨＩＫＯＫＵ　ＥＸＰＲＥＳＳ(四国横断特急)」の文字、頭文字を並べるとＴＳＥ...と、２０００系試作車で付けられた愛称が今も名前を変え走り続けています。
ＪＲ四国としての意地と魂を感じられて私は好きなんです。

個人的なお話失礼しました。
(2023-07-28)

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