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キハ185系 特急むろと1号

[メーカー名]
マルティ・アンド・カンパニー
[メーカー型番]
ERMA-00086
[価格]
¥3,960
[ポイント]
5.00%還元(198ポイント)
※お支払い方法により異なる場合があります。
[商品コード]
302-400-597-052
[在庫]
渋 大 ― ― ― ― 
商品解説

IMON’sスタッフレビュー
増田

南品川工房

国鉄が魅せた夢、そして―――

分割民営化を翌年に控えた1986年11月1日に行われた”国鉄最後のダイヤ改正”でデビューしたキハ185系は、民営化後に四国の鉄路が苦境に立たされる事を案じた国鉄がプレゼントとして製造した最後の特急型車両でした。

土讃線特急【南風】【しまんと】や予讃線特急【しおかぜ】【いしづち】に投入され、それまでキハ58系気動車で走行していた列車の速達化に貢献。
1988年4月10日には瀬戸大橋が開通し、岡山まで足を伸ばした事で日本の鉄路はレールで結ばれることになります。

1989年には世界初の振り子式気動車2000系が、予讃線電化を直前に控えた1992年には振り子式電車8000系がそれぞれ投入され、キハ185系は徐々に看板特急から外されていきます。
1996年に新設された徳島線特急【剣山】、牟岐線特急【むろと】へと活躍の場を移します。
更に一部の仲間はJR九州へ、またある仲間は普通列車用と土地や用途を変えつつも多彩な変化を見せてくれる車両でした。

近年では「2代目伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」といった観光列車で更に楽しめる列車としてなおも活躍を続けています。

今からしてみれば四国型としては地味な印象が拭えないキハ185系。
しかし、昨今の四国特急車両に目を向けるととある事に気づきませんか?
2000系・8000系・8600系に2600系や2700系に一貫したスタイルとして全車両が2扉の特急車として開発されています。
これは過去のキハ181系では見られなかったスタイルで、キハ185系から採用された四国特急の新たなスタイルです。
これは本来、先述のキハ58系列を置き換える名目で製造されたことに由来しているはずなのです。
更には国鉄初で最後のステンレス特急であり、JR四国は軽量化の恩恵をいち早く受けステンレス特急車のノウハウをどのJRよりも早く会得しました。

2025年3月のダイヤ改正で特急【むろと】が廃止となり、ますます活躍の場が狭まるキハ185系は悲しきかな衰退の一途を辿ることになります。

しかし国鉄が最後に魅せたステンレスのような煌めきは、時代の変化や飛躍した技術に歩幅を合わせながら今もなお四国の地を踏みしめて躍進していく事でしょう―――。
(2025-02-10)

 追記 

DVDの紹介をしてください―――。(自戒)
(2025-02-10)

参考になった6人 

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