SL095 ノズル分配弁
- [メーカー名]
- IMON
- [メーカー型番]
- SL095
- [価格]
- ¥550
- [ポイント]
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- 333-600-777-115
- [在庫]
- 渋 大 横 ― 池 ― 
IMON’sスタッフレビュー
ストーカーノズル分配弁
石炭を砕きながらテンダーからキャブ真下を通って火室内に石炭を供給するストーカー、最後は焚口戸の下に運ばれて蒸汽の力で散布されます。 その石炭を散布するノズルへの蒸汽分配弁です。
ストーカーは満鉄にはありましたが国鉄には無く、アメリカの法規「動輪上重量が50tを超える蒸機にはストーカー取付の義務づけ」が適用されて戦後装備される様になりました。
(2020-04-15)
仙台機関区機関助士 大山 正さんによる解説です。
「ノズル分配弁」と右側の「双子蒸気加減弁」のセットです。 写真上方の二つの弁が分かれるところから一体成型と思われます。
その上は蒸気分配室の「給炭機主止め弁」と「給炭機圧力計」に伸びています。
保火状態から仕業開始時の扱い方は、まず焚口扉を開放してから分配弁、双子弁の供給側を締め切り、逆転機の順方向を確認後、蒸機分配室、主止め弁の圧力を4kg/㎠くらいまで開けます。
次に分配弁の主バルブ(中央上部)をゆっくり開けながら散布台から5室の蒸気音を確認します。(前回使用時の設定になっている)。
次に双子弁の上(主バルブ)を満開にしてから、下の調整バルブを少し開けると石炭送りねじが回り出し、ノズル箱から石炭が飛び出します。この調整弁で本日仕業の最大回転数位置を決め、ノズル分配用の各バルブで火床への飛ばす位置を決めて行きます。
バック(焚口)側は手焚で厚くする分を考えて調整します。(バックの火床の作り方に助士のこだわりがあり、前の乗務状態のままでOKの場合と、一旦5ッのバルブを閉めて、最初から調整した方が良い場合がありました。 私の好きだったC6115やC614、C6128などはクセがなくて前の仕業のまま主弁の調整だけでOKでした。
着機でクラに戻った時は必ず3ッの止め弁も閉塞するよう作業標準に定めてありましたが実運用では分配室の主バルブを閉めただけでノズル分配弁、双子弁の主バルブはそのままで、次回運用者は動作確認だけで微調整しないで済んでいました。 特に常磐線運用ではいじる必要がなく、東北線で青森までのロングランの帰り(上り)では奥中山越えで調整できず持て余した状態で一ノ関から乗り継いだこともありました。
「蒸気機関車仕業検査標準」は下記の通りです。
給炭装置:給炭機関及び給炭機の運転状態並びに石炭の散布状態が良好であること。
(注)(1) 蒸気圧力4キログラム以下で始動し平常1キログラム程度で円滑に送炭できること。
(2) 各ノズルの噴出状態に異常がないこと。
となっていました。
私は区から出るときは、自己防衛上、頭書の4キロ調整をやり直し、原ノ町(C61、C62)、一ノ関(C61)で他区から乗り継ぐ時は1キロ送炭とノズル噴出は必ず確認していました。
(2020-04-15)
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