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Nゲージ EC・ECセット

E501系 K704編成 登場時 10両

[メーカー名]
マイクロエース
[メーカー型番]
A3883
[価格]
¥44,880
[ポイント]
10.00%還元(4488ポイント)
※お支払い方法により異なる場合があります。
[商品コード]
310-161-039-486
[在庫]
※予約受付中
商品解説
品番A3883

A3884 5両セットと共通解説

●登場から約30年が経過、今後の動向が注目されるE501系より、東急車輌製造製のボディを持つグループを製品化!
●A7669(2025年8月出荷)を基に、A3892(2013年8月出荷)の足回りを組合せたバリエーション製品
●パンタグラフ付き中間車の車体(屋根、妻板)を新規作成
●各車とも台車中心間距離が13800mmである点を209系とは作り分け
●先頭車のヘッドライト・テールライト・前面表示器はLEDで点灯、消灯スイッチ付
●1990年代半ばの姿に基づき、床下はダークグレー、先頭車トイレ設置前、主制御器更新前の姿
●足回りを引き締める波打車輪を装着済
●A3883とA3884を連結することで15両フル編成が再現可能

IMON’sスタッフレビュー
モン太

ちょっと異端な704番。

E501系は常磐線に投入された日本初の交直流通勤型電車です。
老朽化車両の置き換え及び輸送改善、また兼ねてより上野~取手で運転されてきた快速電車を土浦まで延伸するという構想の下、1995年に登場しました。つくば万博以降常磐線の中距離電車に使われてきた青帯ではなく快速電車の緑帯に合わせられているのもこの構想に基づいているようです。

209系をベースに最高速度120km/hの高速走行に耐えられる車体と機器を持ち合わせ、ATS-P地上子を用いた自動交直切り替え機能も搭載。特にドイツ シーメンス社製のVVVFインバーターが奏でる「ドレミ」の音階(正確にはレミファソラシ♭ドレミファソ)による加速、減速で「歌う電車」とも呼ばれました。
(その後神奈川の赤い会社も投入しそちらの方が今では有名ですが…)
基本10両編成、付属5両編成をつなげた最大15連が組まれ上野~土浦間を主戦場に活躍を開始しました。
なお、登場当初は10連単独の運用もあったようですが1997年に量産車が登場して以降は終日15連固定、そのままだと収容が出来ない勝田電車区へ帰る際のみ編成が分けられていたようです。

4ドアオールロングシートの15両編成は3ドア、セミクロスシートを主とする"白電"に比べラッシュ時の輸送改善には効果を発揮しましたが、トイレの設備がない点をはじめ近郊、通勤のどっちつかずとなった仕様が仇となり旧型車置換の決定打とはならず製造は基本10連、付属5連共に4本の計60両で終了。
上野口における103系及び403・415系の置換はE231系、E531系の登場を待つことになりました。

そんな少数派となったE501系ですが、E231系の投入で次々引退していく103系をよそ目にその収容力を存分に活かし上野口で活躍。2002年以降郡山で検査を受けた編成は明るいグレーの床下になるなどの変化を経て2005年のE531系投入を迎えます。
E531系投入後も引き続き活躍した同車ですが、2006年に中距離電車へのグリーン車導入が決定すると状況が一変。
老朽化した415系と共にグリーン車を連結しないE501系もまとめて上野口からの撤退が決まり、車齢の若い当車は10両編成が土浦以北の常磐線、小回りの利く5両編成はそれに加えて水戸線へと転用されることとなりました。
2006年から先頭車へのトイレの設置や付属編成の機器更新を開始し2007年2月を以って土浦以南の営業運転から撤退。3月にはダイヤ改正を控えた運用で再び上野駅に現れ、白電の引退で賑わう中ひっそりと上野口から姿を消しました。

その後ローカル運用に徹することとなった基本10両編成は2010年頃から機器更新を開始。
特徴的な"ドレミファインバーター"は聞き納めとなり、また現在も徐々に運用範囲の縮小は続いているものの水戸~いわきを中心に朝夕のラッシュ帯では通勤型らしい収容力を存分に活かしています。

さて、基本・付属合わせて全8編成が製造されたE501系ですが、東急車輛(現:J-TREC横浜)で製造された編成は僅かに3本。そのうち基本編成は今回のモデルとなったK704編成たった1本だけとなっています。
それだけに製品化に恵まれなかったわけですが、209系の型を活かしつつモハE501を新規で製作するなどマイクロエースらしい執念のチョイスだと思います。(お値段に響いているのはその通りですが…)

ただ、先述の通り基本的には15連固定運用だったわけなので末尾の編成番号も基本的には揃っているはずなのですが、何故か相方はトップナンバーのK751編成。
どういう意図があるのか勘繰りたくなりますが、機器更新後の姿など今後の展開にも期待したいところです。
(2025-11-06)

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