モハ151−1
モハ20001として落成した一次車です。
主抵抗器は14箱が7−7に二分割されて見えるMR-15で、デビュー時前位寄りに隣
接設置されていた減流抵抗器は昭和34年2月〜5月に車体中央寄りに移設され、主抵
抗器に金網を設置するなど僅かに外観が変化しています。
モハ90(101系)で強制通風式のMR-17を採用した国鉄ですが、加減速が少ない
特急電車では自然通風式で充分という判断をしています。
しかし、昭和37年6月の161系では強制通風式のMR-22Aを採用し、151系、1
61系ともに181系に改造されるに際して強制通風式MR-78に換装されています。
特急でも東海道本線の特急という存在が特殊だったという証と言えるかもしれません。