都バス最後の富士重車

今や国内の路線バス製造メーカーは実質２社にまで減ってしまいましたが、以前はシャーシ等を他社から供給してもらい、ボディだけを造るメーカーが存在していました。
富士重工もその中の１社でしたが、２００３年にバス製造から撤退してしまいました。
都バスもあっという間に７Ｅが消え、新７Ｅもどんどん落伍していき、北営業所に最後まで残ったＫ４６８号車が２０１８年１月２７日にラストラン。
路線バスの寿命はだいたい１５年程度と言われており、都バスではこのＫ４６８号車は目一杯使ったという所でしょうか。

ラストランでは特別ダイヤで運行され、「王５７　王子駅～豊島五丁目団地」を４往復、「王４０　池袋駅東口→北車庫」の片道運行となりました。
北車庫を出庫し豊島五丁目団地まで回送、王５７を４往復して北車庫に回送、食入後に北車庫から池袋駅東口まで回送、最終営業運転の王４０は池袋駅北口を１５時２３分に発車、片道走って入庫となりました。
また、実物はヘッドマーク取付の為「ノンステップバス」のサボは外されました。

行先は最終運行の「王４０　北車庫」が印刷済となっていますが、「王５７」の行先と「豊島五丁目団地停留所」で折り返し待ちの間に表示された特別表示のシールが付属しています。
ヘッドマークは印刷済ですが、実物同様の立体感を求める方は行先シール内にヘッドマークも収録されていますので、それをご活用ください。
リアガラスにスノースプレーで書かれた文字もやや濃い目ながらきちんと再現されています。

都バスファン・富士重ファン、どちらの方も記念としてお一ついかがでしょうか？
(2018-06-22)

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