走り屋IMON渾身の自信作

ＭＰギアは鉄道模型の走行系に革命をもたらした傑作ですが、大きな欠点があります。
それは「前進」しても「後進」してもウォームギアがメタルに強く押し付けられてしまうという事です。

「減速前」の回転数で擦り続ける事になります。
セラミックグリスが充分充填されて居ても解決策としては完全には無理です。

「前進」時はギアボックス後側のメタルに
「後進」時はギアボックス前側のメタルに高速回転で当たり続ける事になります。

比較的よく走らせる人はその結果どうなるかをご存知だと思います。
手で触っても軸が前後に大きく動く様になります。
メタルとウォームギア両方がすり減っていくのです。
いずれ走行不能になります。
この問題は構造上簡単には解決できませんがIMONギアではデルリン製の薄いスラストワッシャをウォームギアとメタルのの間に２枚ずつ計４枚挟む様にして居ます。
この事はエンドウの遠藤社長には伝えました。（２０年近く前でしょうか）
カツミ、エンドウ系の走行に対する難点は他にもありますが、IMONがJAM会場で毎年３日間夜間運転のデモンストレーションを行なっているのはそれらの問題点は解決が可能だというアピールです。

IMONギアのダイキャストボディーを作っている工場はIMONカプラーを作っているのと同じ工場です。
ＭＰギアより僅かに小振りで、近年の多くのモーター軸と同じ1.5mm径ステンレスの軸に変更する事によるメリットと共に「よりマルチパーパスに」使えるギアになったと自信を持って居ます、

車輪は洋白削り出し→黒ニッケルメッキです。
長く走らせているとレールに当たる面が徐々に銀色に光ってきます。

シリコーンチューブも大変なスグレモノですので是非組み合わせてご使用ください。
(2020-03-29)

最も使われる機会が多そうな
G＝16.5mm 13:2 10.5mm プレート車輪です。
(2020-03-29)

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