ＶＩＤＥＯ ( C-002 )
イエバイショウ 54分| 中国東北地方、遠寧省東部、内モンゴル自治区との境界に近い山間の地に、 貴重な蒸気機開車天国が発見されたのは１９９４年の事であった。中国東北 地方各地で煙が消えつつあるこの時代、この蒸機天国には世界中から多くの 蒸機ファンが訪れるようになった。その名は叶柏寿。機務段のある鉄道の 要衝で、錦州〜承徳の亜幹線、錦承線から赤峰への支線（叶赤線）が分岐し ている。盆地である叶柏寿から３方向へ行く線路の全てが峠越えをひかえて おり、どの路線も重量貨物列車が前進型の重連で、承徳方面への峠越えで は前進重連の貨物列車に後補機が付き、サミットで走行開放するのである。 錦州方面では他に類のない雄大な丘陵地帯を走り、最も山深い赤峰方向では 朝の客４５９列車、快客３３６列車という夜明けのころ走るという最高の キャストに恵まれ、３方向共個性豊かな好撮影地であった。 そのなかで、赤峰方面の路線は、 １９９９年時点でもまだ前進型の活躍がつたえられている。 このビデオは、昭和４０年代の日本の蒸気機閣車から徹底的に汽車を 撮り続けできた井門義博、奥井伴彦が、各１セットの放送グレードの機材を 持ち込んで撮影した蒸機、人々、そしてこの地の大量の映像から編集した ものです。 |