HO1067
(1/87 G=12mm)
EF58  鉄道模型Models IMON


EF5861お召
EF5861お召し

2007年5月21日発売

HO1067 (1/87 12mm)

EF5861お召  完成品  ¥330,000(本体価格)

EF5861
EF58シリーズにEF5861お召の登場です。 お召牽引時に行なわれる各部分の磨きだしを施した仕様です。 下回りの磨きだしは下地にニッケルメッキを施し、マスキングして黒塗装を していますので実感的です。
エアータンクも一般車と異なる留めバンド形状で、ニッケルメッキ後、 黒塗装をしています。つかみ棒は一般車より艶のあるメッキをしたものを使用。 車輪と先輪は洋白タイヤの仕様です。

専用のDCCデコーダーを搭載し、あらゆる条件下で高性能を発揮する 模型機関車です。

  • 車体
    車体は真鍮プレス加工です。
    ヘッドライトはLED点灯です。屋根上モニター内に設けたスイッチにより、 アナログとDCCの切り替えを簡単に行なえるようにしました。

  • 下回りと性能
    下回りはダイキャストの台車枠にロストワックスの砂箱、ブレーキシュー、 ブレーキユニットを取り付けました。
    ダイキャスト輪心、洋白タイヤ車輪に 機関車用IMONギアを組み合わせ、EN22で両台車を駆動します。 十分なウエイトで強力な牽引力を確保します。


  • 実機について

    有名なC51239、EF5316にしても御召し指定機関車は、それまで既製の車 輌中から出来栄え検査で選定されていました。 
    史上一度だけ御召し列車牽引用として、使用する材料を選び、装備も備えて落成させ た機関車がEF5860(東芝)と61(日立)です。
    御召し列車用の特殊装備は以下の通りで、その他指示以外の部分についても特殊なテ ストを行うなど、メーカーの威信を掛けて製造されました。

    1.運転室前面の飾り帯をステンレス製とし、車体側面全長に渡り幅70mmで取付。
    2.連結器・タイヤ側面・バネつり・ブレーキ引棒などを磨き上げて傷の発見を容易 にすると共に装飾とした。
    3.車体両端に国旗掲揚装置を取付。
    4.運転室側面下部に引き込み式の列車停止位置基準板を設置。
    5.自動連結器に上錠揚止装置を取付。
    6.供奉車との連絡電話を設置。
    7.前後運転室間に連絡用の送話管を設置。
    8.助士席にも速度計取付。
    9.MG用界磁抵抗器を増設し、故障時に切り替え可能に。
    10.応急処置用の予備品箱と工具箱を補機室内に用意。

    国鉄指定のこれら10項目の装備に加え、全ての絶縁材にネオプレンが使用されるな ど、特別に入念な仕上げを受け、当時のEF58の価格6170万円に対して6300万 円と高価だったにも関らず東芝、日立両社は赤字をだしたと言われています。

    この61号機は本来日立製54号機として誕生する予定だったものが、「お召機は連 番が望ましい」との観点から、このロット内で東芝に割り振られていた61号のナン バーを日立の54号と交換したものです。その為、54号機と61号機については同 一メーカー内落成順ナンバー付番の法則が崩れています。
    EF5853 日立 昭和28年6月24日
    EF5854 東芝 昭和28年7月13日 (本来EF5861であるべき機関車 )
    EF5855 東芝 昭和28年3月11日 (56;3/27  57;4/9  5 8;5/2  59;5/28 全て東芝)
    EF5860 東芝 昭和28年7月30日
    EF5861 日立 昭和28年7月15日 (本来EF5854であるべき機関車 )
    EF5862 東芝 昭和28年8月5日

    当初から61が本務、60が予備機という扱いが多かったのですが、昭和42年5月 60号機が浜松で事故(二位側左台枠折損、ボディー前面に傷)にあい、翌年御召し 指定を外されてからは御召し列車牽引は61号機の独壇場となっています。

    ● 色について
    「溜色」または「深紅色」と呼ばれ、ぶどう色2号とははっきり別の色です。 宮内庁から指定の漆塗りの指定色に似せてこの色を調色したという話を聞きます。 ぶどう色1号(昭和34年までの電機、客車の指定色で、38年頃まで新色ぶどう色 2号のなかに混在した)よりはっきり明るく、ぶどう色2号より少し暗く、遥かにに 赤みが強い色です。

    ● 中央窓高さについて
    流線形EF58の中央窓は、図面と異なり、下辺が少し高く、上辺が他の4つの窓に 一致するものが多いようです。(中央窓だけが縦横比が異なります)
    ところが、更に調べていくと実は一様ではないことが判ってきました。
    (1)中央窓も他の窓と同じ高さで縦横比も一致するもの
    (2)中央窓の下辺だけが高い
    (3)中央窓の下辺も上辺も高い
    という三つのパターンがあり、概して新車に近い時期は(1)であり、 末期には(2)が多くなっています。 EF58129のように同時期で一位側の機関士側(1)、助士側(2) というものもあります。
    多くの(2)は(1)からの改造によるものと思われます。  改造は30年代から始まっているらしく、昭和50年時点ではまだ完了していないと 想像されます。(50年頃(1)→最末期(2)もあるようですので)  また、最後の数十両は(2)で落成している可能性大です。
    そして61号機は珍しい(3)で、落成時から現在まで変わっていません。
    飾り帯から計った下辺高さと窓の上下寸法は
    中央窓  370mm  592mm
    他の窓  350mm  594mm
    となっています。  窓の縦の寸法の2mm差が「意味を成すもの」であるかどうか判然としませんが模型 に於いてもこの微妙さを表現できるように工夫したつもりです。

    ● 水切りの変化について
    昭和28年 7月15日 落成    水切りは無く、ワイパーは両側ともKW3D (=原形)です
    昭和40年 9月12日 水きりは直線  ワイパーは原形のままです。
    昭和45年10月 9日 変化無し 
    昭和47年10月14日 機関車側はWP−50に交換済み、ワイパー基部を避けて 水切りが「湾曲」
    昭和50年 5月24日 変化無し、屋根上黒塗装(黒屋根は大宮工場入場車)がよ くわかります
    昭和55年 6月19日 変化無し
    昭和55年 9月24日 助士席ワイパーもWP−50に交換済み  ところが助士 席水切りだけは直線
    昭和60年 1月 6日 変化無し
    昭和60年 3月15日 機関士側水切りが直線に変更済み  左右が揃う  ワイ パーは変更なし
    昭和61年11月 1日 田端運転所に転属 変化無し

    ● 日立製造銘板の鍋蓋について
    「完全なものは縁起が悪い」 壊れる一方であるから。  と言うことでお召し機であるEF5861では一位側正面から見て左側、助士席側、 山側の製造銘板の日立の立の字の鍋蓋部分をわざと天地逆さにしていました。 右側 (海側)は製造当初から正位置です。
    ところが、1996年(平成8年)10月24日、久々に御召し列車が両毛線を走っ た際に、塗装もはがして補修する大修繕を行い、銘板取付の際、鍋蓋が正位置につい てしまったようです。

    この製品では、御召し仕業がまだまだ頻繁にあった昭和50年をモデルにしています ので、鍋蓋は片側がひっくり返り、ワイパーは左右が違って、WP−50の機関士側 だけ水切りがワイパー基部を避けて湾曲しています。 また、パンタグラフ関節部分を赤塗装する習慣はパンタがデッキに突出するEF57 が先駆けとなって行われたようですが、国鉄の規定にはその指定は存在せず、気まぐ れで行われていたようです。 当初外側関節だけを塗る習慣でしたが、61号機では 内側まで全て赤が入った時代もあります。 昭和50年頃の61号機は関節に赤は入 っていません。
    61号機の機器室内の塗装色も、運転室内部の塗装色も時代によって変化しています が、次第に変化していったものではなく、行き来していますので、時代によって微細 な差があるとはいえ基本は不変の輝けるロイヤルエンジンと言って宜しいかと思われ ます。

    参考文献; EF58(プレスアイゼンバーン)
    鉄道ファン1975年10月号
    想い出の日本国有鉄道( http://www.ef58.info/

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    2007/5/21 更新2007/5/29